私が見ている秋葉原と他の人が見ている秋葉原は同じモノなのだろうか?

追記:4月1日:関連エントリ:http://d.hatena.ne.jp/azumi_s/20080401/1207024145

先週以降、界隈で児童ポルノ法改正絡みの話が盛んに行われているのだが、どうにも違和感が拭えないのが「秋葉原」についての認識にギャップがあるように思われる点だ。当出張所をご覧いただければ分かるように平日についてはほぼ毎日通っている…それもエロごとを中心に…わけだけれど、少なくとも街頭を歩いていて接してしまうエロ表現は一時期に較べれば相当抑えめになっている。
確かに4,5年前は露骨すぎるエロ描写アリのエロゲーポスター等がデカデカと店頭に張り出され、さすがの私もそれはちょっと…と思う状況というのはあった。しかし、いわゆる監禁王子事件の余波等で、2005年あたりを境に露骨なものは一掃されたし、現在もそう露骨なものは店舗側が自主規制しているはずだ。
確かにどこかの店舗に一歩入ってしまえば、自重を感じないようなポスター類があるのは事実であり、そういうった店舗が多いのもまた事実である。ただそれだけならば他の繁華街…新宿や池袋など…でも見受けられることのように思うのだが…。
例が非実写に偏ってしまったが、実写についても同様である。裏系の店舗もあらかた壊滅した現状でもことさらに秋葉原が論われる現状にどうも納得いかないでいる。

週末の秋葉原について

週末については正直私も居心地が悪い。平日であってもここ数年で集まる人の層が一変したのは肌で感じるのだが、たとえば
http://www.akibablog.net/archives/2008/03/sexy-idol-080317.html
のような醜悪な風景はさらに異質だ。こういう状態を弁護する口を私は持たないが、これを「秋葉原」のせいにされるのはなんだかなというのが正直な所だ。こういう馬鹿行為を許容する空気を備えてしまったことが「秋葉原」の罪と言われるのだろうか? そんな空気はどこにもないと思うのだけれども…。

追記 今の秋葉原に集まる人々

ブクマコメなどでオタクが我が物顔で歩き回るからキモイ的なのを頂いているのだが、現在の秋葉原においては私のような旧来型のオタク然とした風貌の人間は体感的に減少傾向にあるように思う。数量的には増えているかもしれないが比率的にはまず間違いない。当然私個人の体感でしかないのはお断りしておくし、そうではないという明確な指摘があるならば興味深く、是非聞いてみたいのでお願いしたい。

電車男やヨドバシ開業、ドンキ開店以降増えたのは普通のOLやサラリーマン、行き場の無い若者達が中心だ。大半は物見遊山でやってきた「観光客」だが、すでに層として定着している。ある意味で普通の繁華街、観光街と変わらなくなっていっている。また、オタク層でも若い人たちはそれなりのファッションに身を包んでいる人が増えている*1ので、正直なところ旧態然としたステロタイプなオタクは放っておいても壊滅へと向かっている。

また、キモイの一言で切って捨てている方は是非なにがキモかったのかを教えて欲しい。見ての通り、私はある意味感覚が既に毒されている状態なのでよりニュートラルな意見は是非聞いてみたい。たとえ非エロであってもアニメ絵エロゲー絵が嫌いな人もいるだろうし。

追記その2 結局のところ

まあ、私が問いかけたかったのは「今の秋葉原は本当にオタクとエロで溢れかえる街か」というただ1点です。メディアが切り取り、報道するのは面白おかしい限られた側面だけということを忘れないで欲しいのです。私が日々見ているものと世間から下されている評価のギャップが納得いかないのです。アキバはオタクの街だ!とか自分に正義がある…といった勘違いはしていないつもりなのですが、未熟故どうしてもバイアスは掛かっている点については酌んでいただけるとありがたく思います。

*1:紛れ込んだ一般人ではない。そういうのはオタク系ショップで見ていれば分かる