PS2アーカイブスで注意すべき点
海外では先行してサービスインしていたPS2アーカイブスがついに国内でも配信開始と報ぜられていますが、おそらくは勘違いが横行すると思われますので適当に冷や水記事を書いておこうと思います。
■勘違いポイント(1)「お手持ちのPS2ソフトが動くわけではありません」
やった!!これでPS2が捨てられると思った方は落ち着いて下さい。別にあなたの手元にあるPS2のディスクがPS3で動くようになるわけではありません。PSN経由でPS2のソフトがDL販売されるだけです。
UMDパスポートのようなものも用意される気配はないので基本的に買い直しになると思います。
■勘違いポイント(2)「全てのPS2ソフトがリリースされるとは限りません」
でもお気に入りのソフトが配信されたら買い直しても良いよ!!
それは良いことです。ただし、配信されればの話ですが。こればかりは神のみぞ知る状態で、我々ユーザが知ることは出来ません。アンケートなりでささやき、神にいのり、そして念じて待ちましょう。
以下は余談という名の適当な憶測
元々、PS2の完全なソフトウェアエミュレーションをPS3で実現するのはハードウェア的な制約から困難であるというのは周知のことと思います。これについては現在においても恐らくは変わっていません。
ではこのPS2アーカイブスとは何なのかという話になりますが、おそらくはエミュレーションではなく「準移植」的なものなのではないかと推測されます。なぜならエミュレーションが出来るならば、PS2ディスクからのプレイが可能なはずだからです。
つまりダウンロード販売される今回のアーカイブスは、単にPS2ソフトのバイナリをそのまま配布しているわけではなく、それ相応に手を入れた、PS3で動くようにコンバートしたものなのではないでしょうか。
そうなると、問題になってくるのはそこで発生する人員的、金額的なコスト部分です。メーカー側も商売ですから、売れ筋のソフトが優先される傾向になるのは想像に難くありません。
また本数についても果たしてどの程度の規模で揃うのかに疑問符が付きます。
当然、SONY側はある程度ラインナップを充実させたいでしょうから手は打つと思われますが…、こればかりはふたを開けてみないと外野からはなんともです。
