最近の秋葉原絡みの問題について

http://jabro.jp/Entry/533/
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1109504.html

まず…上記記事で伝えられている連中さっさと逮捕してください>警察。こないだの脱ぎたがり女含めてはてブなどでこんなんまでオタクやアキバの内部問題にされてるのを見るとなんだかもう溜息しか出ません。これらはそれ以前の、日本社会に生きるものとしての良識というか尊法意識の問題でしょう。こんなものを許容する場はアキバにだってありゃしませんよ。それは彼らの身勝手な幻想に過ぎません。

母集団が大きくなることは内部で抱えている主義主張が多様化することに他なりません。強力な統率者が居るのならば話は違うでしょうが、現在「オタク」や「秋葉原」にはそういうオピニオンリーダーは存在しません。オピニオンリーダーに代わるような統一的で強力な集団意識もまたありません。
従来は個々人の協調によって保たれていた均衡が、母集団の増加という多様化によって崩れてきている。話を突き詰めてしまえばただそういうことなんだと思います。もはや「オタク」や「秋葉原*1という「一枚板の集団」は幻想に過ぎないわけです。
こんなこと今更私みたいなのがいうことじゃないとは思いますけどね。

まあ、愚痴:Dはこのくらいにして。秋葉原の話に戻ります。

再開発や電車男以降のブームでここ数年で行き交う人の数が激増したのは間違いありません。結果として街の雰囲気は一変しています。これ自体の良し悪しはおいておくとして、現在問題とされる部分はほぼ「歩行者天国」に集約出来ます。「歩行者天国」は元よりなにかのイベントごとを行うための場ではありません。しかし現状はそこを勘違いした人たちが多く集まる場と化しています。ホコ天におけるライブ等を「アキバの文化」と謳う向きもあるようですが、間違った立脚点に立つ限り、それは間違えたままです。公に認めさせたいならばその勘違いをどうにか正さねばならないというのは認識すべきです。
現状の問題に対して一番簡単で効力があるのは「歩行者天国」の廃止だと思っています。路上パフォーマンスに対して私はまったく思い入れが無く、どちらかといえば総じて邪魔に感じているからです。ぶっちゃけ擁護するつもりはまるっきりありません。私が好きな秋葉原をという場を守りたいとは思っていますが、それに路上パフォーマンスは含まれません。そういう考えですから、一連の騒ぎでオタクや秋葉原が責められるというのは、私にとってはとんだとばっちりと感じる以外にないのです。
結局、守りたいものがあるならそれぞれが自分で守っていくしかないんですよ。そういう意志がそれぞれにあるならば、集団としての総意として自浄作用も働くでしょうが、人が増えれば増えるほどそれは難しくなっていくわけで。
現状の、健全な方向での路上パフォーマンスを守りたいという方はそのへんもっと頑張らんといかんのちゃいますか? このままいけばホコ天は無くなりますよ。

ま、明日は我が身という話もありますが、自戒を込めつつ…ネ;D どれも全部自分に跳ね返ってくる話だとは分かってるんですがね。責任を負うべきは幻想の集団ではなく、個々人の意識だと、そこだけですわ。

参考

*1:文脈的に同列に置くのはどうかと思いますが、流れ的にならべます