永山薫プレゼンツ「2007-2008マンガ論争勃発」どうなる、どうするマンガ界?in新宿ロフトプラスワン

[追記]予想外に大手ニュースサイト様にリンクはって頂いたようなのでお願いですが、出来ればウチの適当なレポートよりも下にクリップしてある他のサイト様のレポートもしっかり読んでください。あと「マンガ論争勃発」も読まれることをオススメしておきます。お願いしますm(..)m[/追記]

昨年末に発売されたマイクロマガジン刊「2007-2008マンガ論争勃発」:永山薫昼間たかし出版を受けての執筆者及び参加者関係者によるトークイベント。

19時半開幕、23時20分頃終了。

ざっくりと箇条書き。まとめはあきらめた。間違いあれば指摘をくれると嬉しいな(汗

  • 第一部。

永山薫氏、昼間たかし氏。インタビューして印象的だった件についてのトーク大谷昭宏氏について。ざっくばらんな人。べしゃり能力はさすが。テレビ向けのトークに過剰反応してるのがわからないとも。反発はあるだろうが汲むべきは汲む方がよい。安易に敵とされがちなフェミニストも一枚岩ではなく、全て敵なわけではない。語る前に知れ!知れ! ラディカル・フェミニズムというのは知りませんでした。
政治家のインタビューが無い件。政治家にはアプローチしたが政局不安定時期で反応悪し。今後公式ブログや売れれば改訂版でフォローしたい。

  • 第二部。

コミケット代表&COMIC1主催市川氏、同人誌生活文化総合研究所三崎尚人氏メイン。同人界隈についての昨年の動き。特に都産問題について。
市川氏、今回のコミケにおける都職員に対する表現問題に対する取り組みのアピール状況について。新規参加者や海外からの参加者に対するアピールをもっとしっかりしたほうがよいのではという指摘について。
都産問題。三崎氏、昨年末に出た台東館の独自規定について。白黒つけないことも選択肢では? もうちょっとちゃんと論理武装して欲しい。答を出すことはかならず後退を含む。
んー、このへんの理屈はわかるのだが、やはり理解ない人にはそんなんでいいのかよと言われてしまいそうな論理かなと。台東館については実質的なゾーニングの義務付けが言い渡された。むぅ、年末年始は情報取得が疎かになってたなぁ。

  • 第三部。

伊藤剛氏、東浩紀氏、金田淳子氏参加。伊藤氏が司会進行に。東氏体調不良ということでお酒たっぷりでやや暴走気味か(^^; 後半行くほど落ち着いてた感はあったが。
金田氏、BLスタディーズの宣伝。BL知りたければとりあえず読んどけということだった。やおい方面への法的規制への危機感を当事者たる腐女子の皆さんはどのように考えているのか。実感なし。寧ろ出版社や二次創作対象の反応を恐れる。このへんはまあ定番。
「恋するゲイタウン新宿二丁目」絡みはやや私の認識よりも進んでたか。実写系と漫画系ではやや隔たりがあると考えていたのだが融合しつつある部分もあるのか? なま物と同軸ではないのだと思うのだけれど。まあ、直接的に話を聴く機会があったのは高校んときまでだから色々私の認識はズレてしまっているのだろう。

東氏、規制について語るとき子供の視点を忘れていいのか? オタク文化を大人だけのものとして語りすぎではないか。当人の取捨選択権を謳い、自己責任に落とし込む風潮だが、学習段階にある子供への対応もそれでよいのか。
これは結構痛い意見。自分の経緯を考えても。あと、子供が「有害情報」の「作り手」になっていたらどうするのかという話も。これもまあ過去を振り返って耳が痛い話ではあるし、確か何年か前に未成年の商業エロ小説家デビューとかいう話もあったような記憶が。その後聴いたことないけど。

境真良氏、竹熊健太郎氏壇上に。著作権について。人格権と財産権が重ねてかかるからややこしい。土地・不動産権と知財権には類似性があるが応用できる部分があるのではないかという思考実験。これはなかなか面白い視点か。
会社的には結局は金の話。作家にとっては名誉の話。
オタクバッシングとは? 差別しているのは具体的に誰? んー、まあでも思春期に宮崎事件の直撃を喰らってるオタとしてはやっぱりあの時代は辛かったよ。周りの目は。自意識過剰…って話ではないと思う。学生時代という人間関係の閉じ気味な時代にマイノリティと目された場合ってのはやっぱりね。

他、コメントのあった方々

など

次回は四月?という話アリ。やっぱり時間足りないよねぇ…。あと月曜日はなんか色々辛いので出来れば週末にしてください。

[レポート書かれてるサイト様]

2007-2008 マンガ論争勃発

2007-2008 マンガ論争勃発

  • 余談

聴衆の反応鈍くてややショックを受けたのは「ラルは宇宙人だから」の発言あたりか。くりぃむレモンも遠くになりにけり-;)つ[SF超次元伝説ラル]